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No.137タバコの誤飲

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2009年07月発信

小児の薬物誤飲の中で最も多いのはタバコ、ついで医薬品、化粧品、殺虫剤、洗剤の順となっています。年齢別にみると1~4歳が最も多く、次に0~1歳であり好奇心が旺盛になる年齢です。5歳以上になると頻度は少なくなりますが、その内容は医薬品が多く、ついで せっけん、洗剤、体温計の水銀、ボタン電池などがみられます。

小児の誤飲事故の中で最も多いタバコについて

毒性 ニコチンとして

成人致死量:40~60㎎
小児致死量:10~20㎎(約タバコ1本)
(タバコ1本ニコチン16~24㎎含有)
嘔吐発現量:2~5㎎

症状発現時間

  • タバコ誤飲後30分~4時間以内
  • 通常は嘔吐によりタバコを吐き出すので重篤な症状が現れることはまれ
  • タバコの浸出液またはニコチンそのものを摂取した場合は15分以
    (タバコを浸した灰皿、缶のジュースや水など)
  • 高濃度の場合は5分以内に死亡
    症状:嘔気、嘔吐、下痢、めまい、頻脈、顔面蒼白、不機嫌が主

重篤な症状

中枢神経系:上記症状に続き30分以内に痙攣、昏睡。
発汗、気道分泌物増加、縮瞳、散瞳、脱力、筋肉麻痺
呼吸器系:初期に過呼吸、のちに呼吸停止
循環器系:血圧上昇、心拍数の増加、不整脈

タバコの浸出液を摂取した時やタバコそのものを1/4本以上食べたおそれのある場合は、すぐに処置 (胃洗浄など)のできる病院を受診して下さい。少量摂取と考えられる場合4時間程注意深く観察して顔色が青くなってぐったりしたり、吐いたりした時病院を受診して下さい。
まる1日経過しても元気であれば一応大丈夫と思われますが、まず、タバコ誤飲の時、また疑わしい時は病院に相談した方がよいでしょう。