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No.213 「スキンケアでスキンシップ」

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2019年01月発信

スキンケアには親子の絆を深め、赤ちゃんの心を健やかに育むスキンシップ効果があります。何よりも肌本来の機能と力を備えた、トラブルの起こりにくい健やかな肌を育みます。
 
赤ちゃんの肌は未熟でデリケートです。母親の胎内では紫外線や乾燥もなかったのが、生まれた途端に一気に様々な刺激にさらされます。赤ちゃんの肌はプルプルで理想の肌に見えますがとても乾燥しやすく、肌の厚みは大人の半分しかなく、暑がりで汗かきな上、紫外線に弱くデリケートです。だからこそ赤ちゃんには生まれてすぐスキンケアが必要になるのです。
 
赤ちゃん時代のスキンケアが大切である理由として、乳児期早期のアトピー性皮膚炎を含む湿疹は、食物アレルギーの危険因子になるというデータがあります。なおこれまでも妊娠中や授乳中の母親が食べたものが原因で、子どもがアトピー性皮膚炎や食物アレルギーになりやすいとの意見がありますが、これは現在では否定的とされています。それでは赤ちゃんの肌の中では何が起こっているかというと、スキンケアをしないと乾燥肌が悪化し、皮膚のバリアー機能が低下します。バリアー機能が低下すると、皮膚を通してダニを含むハウスダストや食物抗原が体内に吸収されます。湿疹の皮膚内には炎症の原因となる免疫細胞がたくさん集まっており、この免疫細胞がハウスダストと一緒に食物抗原を異物と間違えることにより、食物アレルギーを発症すると考えられています。つまり毎日スキンケアを行い、肌の乾燥を防止することにより、食物アレルギーを発症するリスクを減らすことができます。
 
スキンケアが大切であることはわかっていただけたと思いますが、基本は優しく洗い、きちんと保湿することです。赤ちゃんの肌は薄いので、強く洗うとかえって皮膚に傷をつけてしまいます。しっかりと泡立てた低刺激性のせっけんを用いて、撫でるように洗いましょう。また熱いお湯は肌の保湿成分を溶かしだしてしまい、痒みの原因になるため長湯は禁物です。お湯の温度は38~39度前後のぬるめで、夏場であればシャワー浴だけでも良いでしょう。保湿はなるべく入浴後5分以内に行うのが望ましく、入浴後10分以上経つと水分の減少が起こり、乾燥が急速に始まります。また汗をかいた着替えの時など、体を拭いた際にも、その都度保湿ケアを忘れないようにしましょう。        
こうした毎日のスキンケアで赤ちゃんと触れあうことにより、健やかな肌を育み、親子の絆も深めていきましょう。