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No.182 「皮膚がん」

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2014年02月発信

 高齢化に伴って、皮膚がんの患者さんが増加しています。皮膚がんには様々な種類がありますが、代表的なものとして、メラノーマ(悪性黒色腫、ホクロのがん)、扁平上皮がん、基底細胞がんが挙げられます。いずれも高齢者に発症しやすいのですが、メラノーマは若い人にもみられます。命にかかわる悪性度はメラノーマが一番高く、次に扁平上皮がん、基底細胞がん、の順となります。  
 メラノーマは黒いのが特徴で、日本人では、足の裏や爪部に発症する頻度が高いのですが、顔面や体にも発症します。多くの場合、前がん状態といわれる良性の段階を経て、悪性に変化しますので、前がん状態で発見し、切除することが大切です。
‘ほくろ’や‘しみ’だと思っていたものが、大きくなったり、形が変わったように感じたら、皮膚科専門医を受診して下さい。原因として顔や体にできるものには、紫外線の影響が考えられています。
 メラノーマに限らず、次に述べる扁平上皮がんや基底細胞がんの原因としても紫外線があげられます。日頃から紫外線に当たりすぎない生活習慣を身につけましょう。次に、扁平上皮がんは、やけどなどの瘢痕(ケロイド)に出来ることもありますが、多くは顔などの日光に当たる部位に発症します。これも多くが良性の前がん状態である’日光角化症‘といわれる病変を経て、悪性である扁平上皮がんへと進行します。
 日光角化症は一般には紅く、湿疹と間違われやすいので、顔や手背~腕に治りにくい’湿疹‘がある場合は受診することをおすすめします。日光角化症の治療には塗り薬が効く場合もありますが、扁平上皮がんには手術治療が必要となります。
 基底細胞がんは最も頻度が高いものですが、転移をすることは稀で、悪性度も低いものです。しかし、顔にできやすく、放置すると皮膚や骨を破壊しながら大きくなります。これもメラノーマと同じく黒いものが多いため、ほくろや、メラノーマ、老人性のイボ、などと見分けをつけることが重要となります。最近は、ダーモスコピーという機器を使って、比較的容易に診断がつくようになってきました。
 
皮膚に気になる“できもの”をみつけた際には専門医を受診して下さい。