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No.173 「赤ちゃんのB型肝炎ワクチン」

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2013年01月発信

B型肝炎ワクチンは、任意接種のワクチンです。同じ任意接種でもみずぼうそうやおたふくかぜワクチンは多くの保護者の方々に知られていますが、B型肝炎ワクチンはあまりなじみのないワクチンです。はじめて耳にした人もいるかもしれませんが、B型肝炎は、だれでもかかる危険性のある病気です。
 赤ちゃんのために、B型肝炎ワクチンのことをきちんと知って、大切なお子さんを守ってあげてください。

赤ちゃんへのB型肝炎ワクチン接種で、B型肝炎を防ごう

B型肝炎ウイルスの感染者は、日本国内で約100万人と推定されています。感染後の経過は様々ですが、3歳以下の子どもが感染すると、キャリア(ウイルスを体内に保有した状態)になりやすく、キャリアになると慢性肝炎になることがあります。B型肝炎ワクチンは、B型肝炎ウイルスが引き起こす様々な病気を予防します。できるだけ早く赤ちゃんにワクチンを接種して、将来の命を守りましょう。

世界の常識を、日本の赤ちゃんにも

WHO(世界保健機関)は、1992年、世界中の子どもたちに対して、生まれたらすぐにこのワクチンを国の定期接種として接種するように指示しており、ほとんどの国で定期接種になっています。これは、ユニバーサルワクチネーションといい、母子感染(垂直感染)、父子などからの乳児期の水平感染、性交渉での成人の水平感染を予防し、感染源の撲滅や肝硬変や肝臓がんなどによる死亡をなくそうとしています。日本では、ほとんど知られていないB型肝炎ワクチンが、世界の国々では、「3回接種が常識」となっています。

知らないうちにかからない、うつさないために

肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、自覚症状がないまま病気が進行してしまいます。B型肝炎ウイルスに感染しただけでは、ほとんどは症状が現れません。このため、本人が感染に気付かずに、大切な家族やパートナーにうつしてしまうことがあります。実際に小さな子どもが感染したケースで、いつ、どこで感染したかがわからない例も少なくありません。
大切な赤ちゃんがB型肝炎ウイルスにかからないために。大切な人にうつさないためにも、ワクチンでの予防が大切です。