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No.100風疹の予防接種を受けましょう!

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2005年11月発信

風疹の予防接種を受けましょう!

先天性風疹症候群を知っていますか?

妊娠初期の女性が風疹にかかると、流産したり、白内障または緑内障・先天性心疾患・難聴・脳炎・骨の病気・網膜症などの異常を持った赤ちゃんが生まれる可能性があり、これを「先天性風疹症候群」といいます。妊娠初期にかかるほど流産や先天性風疹症候群がおこる可能性が高く、妊娠20週までに徐々に可能性は低くなり、妊娠20週以降の感染ではほとんど起こらないといわれています。
風疹に対する免疫力(抗体)を持っていれば妊娠時にかかることは無いので、子供の頃に風疹にかかっていればいいのですが、かかったことの無い人が問題になります。以前は中学2年の女子に集団接種として予防接種(ワクチン)が行われていましたが、予防接種法の改正に伴い1995年4月より生後12~90ヶ月の男女に個別接種として行われるように変更されました。
ただ、2001年度感染症流行予測調査によると、風疹予防接種率は女性64.8%、男性59.4%と低く、特に中学生・高校生の接種率が低くなっています。また、風疹抗体保有状況調査(2001年度)では、現在16~17歳男女の風疹抗体陽性率は、その前後の年齢層では90%以上であるのに対し、70%以下と低くなっており、特に2003年に17歳になる女性の風疹抗体陽性率は54.2%と非常に低くなっています。
このままではこの年代の女性が風疹抗体を獲得することなく妊娠した場合、「先天性風疹症候群」が多発する可能性があります。現に感染症発生動向調査によると、2000年から2003年まで年間1例であった先天性風疹症候群患者数は、2004年は一部地域で風疹の局地的流行があったことも手伝って10例となっています。
この事をふまえ、「風疹流行および先天性風疹症候群の発生抑制に関する緊急提言」が取りまとめられました。この中で、風疹予防接種の勧奨として①風疹の流行を阻止するため、風疹予防接種の強化、②妊婦への感染波及を抑制するため特に妊婦の夫・子供およびその他の同居家族等への接種を勧奨しています。つまり、妊婦への感染を抑制するため、風疹抗体の無いお産後早期の女性、妊婦の夫・子供およびその他の同居者、10歳台から40歳台の妊娠する可能性のある女性への予防接種(自費)を勧めていますので、これらの
条件に当てはまる方は予防接種を考えてみてください。なお、風疹抗体をすでに持っておられる方は打つ必要はありません。また、予防接種は妊娠中には打てませんが、授乳は大夫ですし、接種後2ヶ月経てば妊娠しても心配ありません。
平成18年4月1日より予防接種法が改正となり、現行生後12~90ケ月となっている麻疹ワクチン・風疹ワクチンの接種対象年齢が、1期:1歳~2歳未満 2期:5歳~7歳未満となり、ワクチンも麻疹風疹混合ワクチンに変わります。平成17年1月1日以前に生まれた方で、麻疹ワクチン・風疹ワクチンの接種(予防接種)が終わっていない方は、平成18年3月31日までに早急にかかりつけ医にて接種しましょう。それ以降は、任意接種(自費)となります。