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No.125見てみよう ‼ 加工食品の内容表示

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2008年05月発信

今まさに食の安全に関心が高まっています。今回は、平成14年4月より加工食品のアレルギー表示制度がスタートしていますが、この制度について、少し解説してみましょう。
本来、この表示の目的は、

  1. 重篤なアレルギー症状が起きるのを避ける。
  2. 表示を見ることで、食べても大丈夫な加工食品を選べる。

ということです。

それでは、実際に表示さるアレルギー物質とはどのようなものでしょうか。現在 、表示されているアレルギー物質には、必ず表示されるもの5品目と表示が勧められているもの20品目があります。特に必ず表示される5品目には、患者さんの人数の多い卵、乳と小麦と、重篤な症状に至ることが多いそばと落花生が指定されています。

1.必ず表示されるもの <義務品目>5品目

卵・乳・小麦・そば・落花生です。

2.表示が勧められているもの <推奨品目> 20品目

あわび、いか、いくら、えび、オレンジ、かに、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、バナナです。
但し、数mg以下/加工食品1kgの場合は、表示されません。

一方、表示されないので、気をつけなければならないものは、
1.店頭で計り売りされる総菜・パンなどその場で包装されるもの
2.注文して作るお弁当
3.容器包装の面積が30cm2以下の小さなもの が挙げられます。

また、当然アレルギー物質が含まれているであろうと類推できる特定の加工食品が表記されている場合、例えば「卵」の場合であれば、「マヨネーズ、かに玉、親子丼、オムレツ、目玉焼、厚焼玉子、オムライス」等は、改めて「卵」と記す必要がないこととなっています。それ以外では、「パン、うどん、小麦粉、そば粉、そばぼうろ、そば饅頭、ピーナッツバター、ピーナッツオイル、ピーナッツクリーム」の「小麦」・「そば」・「落花生」の表示は省略されます

その他、食品の表示欄に表示されるもののうち、耳慣れないものに説明を加えます。
タンパク加水分解物 : 肉、魚、大豆、小麦、とうもろこしなどのたんぱく質を、ペプチドからアミノ酸
まで分解したもの。旨味調味料として使用されます。

でんぷん

多糖類の一種で、水に溶いて加熱すると糊状になります。じゃがいも、葛、とうもろこし、小麦、さつま芋、米、サゴヤシ、キャッサバなどを原料に作られています。

ゼラチン

たんぱく質の一種で、水溶性のコラーゲン。水に溶いて加熱したあと冷やすと固まります。主に牛、豚、鶏などから作られ、ゼリーなどのお菓子の他、ハム、ソーセージなどの結着剤としても 使 用されます。

カゼイン

牛乳に含まれる主なたんぱく質。熱には凝固しにくいが、酸で固まる性質があります。
カゼインナトリウムは、結着性に優れているので、アイスクリームやソーセージ類、お菓子、パンなどに使われています。

ホエイ

牛乳に含まれるたんぱく質で、酸や酵素で固めた時に残る液体の部分(乳清)。牛乳を加熱すると表面に生じる薄い膜はこのたんぱく質です。

増粘多糖類

草木、海草などから抽出した多糖類で、増粘剤や安定剤として使われます。粘性があるので、お菓子、ドレッシング、練り製品、アイスクリームなどに使用されています。グアーガム、カラギーナン、キサンタンガム、ペクチンなどがよく使われます。

レシチン

代表的なリン脂質で、卵黄や大豆から取ったレシチンが、乳化剤として使われます。

乳化剤

混ざりにくい2つ以上の液体を乳液状またはクリーム状にする添加物で、卵黄や大豆、牛脂から作られます。牛乳から作るものではありません。