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No.32耳寄りな”あぶら”の話

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1999年04月発信

脂肪は、炭水化物の約2倍のエネルギ-源で、脂肪酸とグリセリンからできています。この脂肪酸は、さらに飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分かれます。脂肪酸の大部分は、体内の糖質やたんぱく質から作られていますが、不飽和脂肪酸の中のリノール酸や
リノレン酸は体内で合成することができず、食品から摂らなければならないので、<必須脂肪酸>とも呼ばれています。
食物に含まれる“あぶら”には、動物性と植物性があります。一般に、動物性脂肪はコレステロ-ル値を上げ、植物性脂肪(魚油:植物系) は下げてくれます。現代人の健康増進のため(生活習慣病の予防やアレルギ-疾患対策も含め)、

A.摂取を控えたい脂肪酸(脂肪・油)

①飽和脂肪酸(動物脂-ヘッド・ラ-ド,植物脂-バ-ム油、ヤシ油)
豚肉は、ビタミンB1に富み、推奨されます。
参考:豚もも肉は、豚ロ-スの約1/4の脂肪,牛もも肉は、サ-ロインの約1/6の脂肪。
②リノ-ル酸(ベニバナ油、ダイズ油、コ-ン油等の植物油)-オメガ6系
長い間、生活習慣病によいと宣伝(リノ-ル酸神話)されたため、いまだにそう思っている人が多い様です。必須脂肪酸ですが、日常の食事(米、大豆)で必要量は、十分に満たされています。

B.どんどん摂りたい脂肪酸(油)

③αーリノレン酸(シソ油、エゴマ油等の植物油)高価で、常用はしにくい。
④エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)[魚油]-オメガ3系背の青い魚に多く含まれています。イワシ大1尾、小2尾で成人の血栓・梗塞予防効果があります。
⑤オレイン酸(オリーブ油77%・ナタネ油61%含有)コレステロ-ル値を下げる効果が、強いのが特徴です。

現代の子供は、お肉や油物(リノ-ル酸)が大好きですが、幼少時からαーリノレン酸系のお魚や海草・野菜を多く摂る食習慣づけが大事です。炒め物、揚げ物には、オリーブ油・ナタネ油が奨められます。
不飽和脂肪酸の摂取現況は、オメガ6系:オメガ3系 摂取比つまり、②:(③+④)は、10~5:1で断然リノ-ル酸使用が多いのですが、この比を3~2:1とすることが理想的です。