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No.30眼精疲労(がんせいひろう、つかれ眼)

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1999年03月発信

目の疲労を大別しますと、生理的疲労と病的疲労に区別できます。生理的疲労は、健康な人でも視作業を行いますと疲労が起こる現象です。これは、心地よい疲労感で、休息により疲労感はなくなります。これに対し病的疲労は、一定の休息によっても十分は休息は得られず、疲労が蓄積される病的な疲労です。この病的な疲労を眼精疲労と呼び、小学校高学年から老人まであらゆる年代層に起こります。
眼精疲労の症状は、視力障害、まぶしさ、頭痛、鼻根部の不快感、圧迫感、頭重感、流涙、肩凝り、めまい、胃部不快感などがあります。

眼精疲労の原因

  1. 視器に原因があるもの: 屈折異常(遠視、不同視など)、調節異常(調節衰弱、調節けいれん、老視)、斜視および斜位、前眼部疾患、緑内障、ドライアイ、不適当な眼内レンズ、度数の合わない眼鏡など。
  2. 外環境が原因となるもの: VDT症候群(パソコンなどのOA機器を使う人に起こるもので、目の疲れなどの症状がある)、新建材やホルマリンの刺激、紫外線や赤外線の有害光線、照明のちらつき、まぶしい光の反射など。
  3. 内環境あるいは心的要因があるもの:高血圧、糖尿病、消化器疾患、血液疾患、自律神経失調症などの全身疾患、体質的要素(疲労体質、神経質)、生体リズムの変調、精神的ストレス、むちうち症など。

眼精疲労の検査と治療

  1. 緑内障などの病気がないかどうかの眼科的検査、内環境あるいは心的要因に関する内科的、神経科的な検査が必要です。
  2. できるだけ眼精疲労を起こさない環境、コンピューターを使う場合は画面に背景の光が写らない、画面の明るさ、背景の明るさが適当でキーボードの位置が自分に合っている、画面にはできるだけソフトな色を使い、きつい色を使わないといった注意が必要です。騒音、クーラーの風、埃などの機械的な刺激をなくすといった外環境の整備も必要です。
  3. 治療法はまず原因となる疾患の治療を行います。それと並行してビタミンB群の点眼、内服薬が使われます。頑固なものには向精神薬、漢方薬も有効です。