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No.57熱中症

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2001年07月発信

熱中症とは高温環境下の障害の総称で、(1)熱痙攣、(2)熱疲労(日射病)、(3)熱射病に分けられます。スポーツ熱中症は、7月下旬に集中し、時に死亡することもあります!。

熱痙攣

大量発汗時に、Naを含まない水分ばかり補うため低張性脱水となり、突然、随意筋に痙攣が起きる状態。生理的食塩水を飲ますと易く治ります。

熱疲労

脱水で血液循環量が減少した状態と、他に、熱放散のため皮膚血管が拡張し、脱水と相まって心臓拍出量が減少し、血圧低下や、さらに進むと失神(熱失神)を来たす状態をいいます。このうち、直射日光によるものを日射病といいます。

症状

発汗、脱力、倦怠、顔面紅潮・蒼白、口渇、頭痛、めまい、筋痙攣、嘔吐、発熱(高くはない)等に、さらに頻脈、血圧低下、呼吸困難、意識低下等が加わってくる状態で、これらの症状がみられたら適切な
処置が必要となります。

熱疲労(日射病の処置)

  1. 涼しいところ(日陰)に移送し、衣服をゆるめ、風を送ります(冷風よし)。
  2. 足を高くし、頭を低くします。
  3. 熱が高ければ、冷やします(腋、鼠径部)。
  4. 冷たいスポーツドリンク(糖分5%位、Na10~20mEq/l、他、ほぼ体液と等張、どのタイプの脱水にも安全)を自尿認めるまで飲ませます。コップ1杯の水に一摘みの塩と、5摘みの砂糖を加えたものの代用も可。濃厚ジュースや麦茶、冷水はそれぞれ高張性脱水、低張性脱水の場合に危険で飲用不可。
  5. 1~4の治療で軽症は、現場で回復します。しかし、水分が摂れない場合、症状が改善しない場合、意識不安定が続く場合は、早目に救急病院(輸液)への搬送が必要となります。

熱射病

最重症型。突然発汗停止、鬱熱で体温40~42℃、意識障害、痙攣、さらには、多臓器不全での死の危険があり、一刻も早く冷やしながら集中治療室のある病院への搬送を必要とします。

スポーツ熱中症の予防

発症は、トレーニング終了直前、直後に多い!。

  • 30℃を越える炎天下は注意★、酷暑の時間帯を外します。
  • 適当な休養(特に昼休みの時間)と、適当な飲水(喉が渇く前に与え、水筒持参)。
  • 帽子で日除け。

★最近は、湿球黒球温度(WBGT)を用いて、運動開催を判断するのが理想的です。