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No.84帯状疱疹について

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2004年04月発信

原因

水痘帯状疱疹(ヘルペス)ウイルスによる感染症。水痘(みずぼうそう)として初感染し、その際一部ウイルスが神経節に潜んで残り、後で免疫が低下した時にウイルスが再度活発になって、その神経節が支配する片方の皮膚に帯状の疱疹として現れます。

誘因

全身性疾患(癌、糖尿病など)、薬剤投与(抗腫瘍剤、免疫抑制剤、ステロイド剤)、放射線治療などによる身体の抵抗力・免疫力の低下。

症状

片側性の神経痛の様な疼痛で始まり、時に発熱を伴います。数日後、痛みのある神経の分布にそって水っぽい紅い斑点が出現し、更に小さな水疱が集まって帯状に並びます。水疱ははじめ透明ですが、後
に濁って膿(うみ)を持ったものとなり、2~3週間で糜燗(びらん)となり、痂皮(かさぶた)となって治ります。神経痛、知覚過敏、蟻の這うような感じ等を伴います。通常は軽い瘢痕を残して治癒しますが、高齢者では長く神経痛の残ることがあります。

特殊型

  • 汎発型:全身に散らばった形で小水疱が多発するタイプ。悪性腫瘍、膠原病、長期ステロイド投与などの免疫抑制状態の人に生じやすい。
  • ハント症候群:顔面神経膝神経節が侵された時。顔面神経麻痺・内耳障害(耳鳴り、難聴、めまい)・味覚障害を伴います。

治療

抗ウイルス剤内服、点滴、外用、神経ブロック、レーザー治療等。

予後

多くは終生免疫が出来、再発は有りませんが、時には皮膚の症状が消失しても神経痛のみ残る場合があります。これを帯状疱疹後神経痛といい高齢者に多くみられます。
尚、「熱の華」として唇などに少し出るのは単純疱疹といい、ヘルペスでも種類が違いますし、症状は軽く後遺症は残しません。

注:帯状疱疹(ヘルペス)後神経痛
ヘルペスウイルスによる神経自体の損傷が残ることによります。治療としては、薬物療法・神経ブロック・理学療法があげられます。寒冷で疼痛が増強することがあり、冬季は保温を心がけ(入浴など)、夏季は冷房に気をつけましょう。患部に衣類がすれるだけでも痛い場合があり、この刺激も避けるようにします。ストレスや過労により疼痛が増強することもありますのでリラックスして過ごすよう心がけましょう。また、何かに熱中しているときは痛みを忘れることが多いので、痛み以外の事に気が向くように、趣味を持ったりするのもよいかも知れません。