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No.116子供の脚、足の変形

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2007年06月発信

4つ足の動物は生まれてからすぐに、立って歩き始めますが、2本脚の人間では約1年を要します。通常0脚で立ち始めます。これを生理的0脚と呼び、異常ではありません。大腿骨と脛骨(下腿)のなす角度が真っすぐなら0度、0脚を内反、X脚を外反と表現します。歩き始めの平均は内反約15度ですが、徐々にバランスがとれてきて平均1才半で0度となります。生理的X脚が最も強くなるのは4才です。そして8才で成人の状態(約5度の外反)になります。

0脚

いわゆる「がにまた」です。立ちはじめの頃に一番強いですが、徐々になおってきます。ただし、その時に片側性、低身長を伴う、あるいは重度である場合(両足をそろえて立った時、膝の間に4本以上の指が入る)、さらに膝から下が過度に弯曲したり、膝の皿を真正面に向けた時に足の親指が過度に内側に向いている時(いわゆる内股歩き)の場合はX線検査などを受けて下さい。また3才を過ぎて0脚がある場合は病気のことが多く、すぐに専門医にかかって下さい。もし病的となった場合では、2才を過ぎてから大腿から足までの矯正装具をつけることになります。(約6ヶ月間)

X脚

通常4才くらいで最大になりますが、処女歩行で見られれば要注意です。扁平足に伴い、車の後輪がやや傾いているように踵が内に傾いた結果X脚に見えることもあります。あまり治療の対象となりませんが、程度の強い場合(立った時両方の内側のくるぶしの間が10cm以上)両膝がぶつかって走りにくい、長い距離を歩きにくい、歩行後の痛みなどの訴えがあります。その場合、脚の内側を高くした足底板を使うように指導します。

扁平足

土踏まずがなく足の裏全体で体重を受けている足です。後ろから見るとかかとが斜めに傾いて見え、靴も内側が多くすり減っています。体重をかけず、足を浮かした状態でも扁平足がある時は整形外科を受診してください。 多くは荷重時の扁平足で家系的なことも多く、手指(指の付け根が90度以上反り返る)、ひじ(過伸展)、膝関節なども柔らかく、一種の体質と考えられます。成長と共に改善される人も多いですが、成人でも約15%に見られます。対処法は土踏まずを盛り上げた足敷きのある履物を履くことです。