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No.77子供と生体リズム

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2003年07月発信

「寝たまま保育園に連れて行かれる赤ちゃん、ボーッとした疲れた表情の小学生、夜遅くまでのテレビやコンピューター、深夜のお店でみかける子どもたち」みんなありふれた光景になってしまいました。果たして、このような生活は、脳の発達に影響はないのでしょうか?
夜10時以降に就寝する3歳児の割合は日本小児保健協会の幼児健康度調査によると、昭和55年が22%、平成2年が36%、そして平成12年が52%と近年、急激に増加しています。
また、東京都養護教諭研究会の調査では、睡眠不足を自覚している小中学生は約6割に及び、その割合は15年前の1.5倍です。このような子どもたちの生活パターンの急激な変化には、現在日本で急速に進行している社会全体の夜型化が大きく影響しています。過去数百万年間、少なくとも中緯度地域ではヒトは太陽光の下で活動し、夜は休息するという生活リズムを維持してきました。現在私達をとりまく社会生活の夜型化は、人類史上未曾有の急激な生活環境の変化です。このような劇的な変化は生物であるヒトにどのような変化をもたらすのでしょうか。そしてこのような生活環境の変化に、私たちはどのように対処したらよいのでしょうか。さらに夜型社会では子どもたちの養育環境にどのような配慮が必要なのでしょうか?
最新の神経科学は、睡眠や生体リズムに関し、新しい知見を提供しています。そこで判ってきたのは、発育期における睡眠の大切さであり、健康維持における生体リズムを整えることの大切さであり、生体リズムに対する、光、社会環境の影響です。ヒトは周期24時間の地球で生活する生物であることがあらためて認識された形です。朝の光を浴び、昼間十分な活動をすることで安定した生体リズムが得られます。リズムは脳内の神経伝達物質に影響します。つまりリズムが脳をはぐくむ育むのです。3歳までに、早寝・早起きの好ましい「生活リズム」を身に着けさせましょう。

以下の生活リズムチェックをお子さんで実際に確認してみましょう。①…1点 ②…2点,③…3点で合計得点が、40点以上:生活リズムはとってもすてきです。30点~39点:生活リズムは、ユウユウ合格点です。 20点~29点:生活リズムはスレスレ合格点です。19点以下では生活リズムが心配です。普段から、体の調子や気分がよくないようでしたら、一度医療機関で原因を含めご相談下さい。

生活リズムチェック

1.体格は?

①明らかに太りすぎ/やせすぎ  ②どちらかというと太りすぎ/やせすぎ  ③体格は普通

2.朝は何時に起きますか?

①8時以降  ②7-8時  ③7時前

3.朝は自分で起きますか?(目覚まし時計で起きても「自分で起きた」ことになります)

①いつも起こされる  ②ときどき自分で起きる  ③たいてい自分で起きる

4.朝ごはんは食べますか?

①いつも食べない  ②ときどき食べる  ③たいてい食べる

5.午前中のからだのぐあいは?

①だるく、疲れる  ②ときどき元気が出ない  ③たいてい元気でいっぱい

6.昼間に眠くなりますか?

①毎日眠くなる  ②時々眠くなる  ③ならない

7.毎日どれくらい運動しますか?

①30分以内  ②30分から1時間  ③1時間以上

8.毎日どのくらいの時間テレビゲームなどをしますか?

①1時間以上  ②30分から1時間  ③30分以内

9.ちょっとしたことでイライラしますか?

①よくある   ②ときどきある  ③ほとんどない

10.気分が落ち込むことがありますか?

①よくある  ②ときどきある   ③ほとんどない

11.夕食は?

①いつも1人で食べる  ②ときどき1人で食べる   ③いつも家族と食べる

12.寝る前に夜食を食べますか?

①たいてい食べる  ②ときどき食べる   ③食べない

13.寝る時刻は?(2時間以上ずれる時に「ばらばら」と考えて下さい。)

①毎日ばらばら  ②たまにずれる  ③だいたい決まっている

14.寝る時刻は毎日だいたい

①夜10時以降  ②夜9-10時  ③夜9時前

15.寝つきは?

①寝つきは悪い   ②時々寝つけない  ③寝つきはよい

監修 子どもの早起きをすすめる会
http://www.hayaoki.jp