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No.114夜尿症について

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2007年04月発信

夜尿症とは、5~6歳を過ぎても月に数回以上「おねしょ」することをいい、6歳児の10~20%にみられるといわれ、徐々に漸減して、思春期で1~3%の有病率とされています。「おねしょ」は、夜眠っている間に作られる尿の量と、その尿を貯める膀胱の大きさとのバランスがとれていないために起こります。

夜尿症のタイプ(代表的)

  • 多尿型:夜間尿量の多いタイプで、比較的身長が低く、二次性徴も遅れがち、習慣的に水分摂取が多い傾向があります。
  • 膀胱型:膀胱が小さく、おしっこを貯める力が弱いのが特徴で、がまん尿量が少ないタイプです。冷え性をともなうことも多く、昼間にも失敗することもあります。
  • 混合型:夜間尿量が多く、しかも膀胱が小さい重症型。

治療の第一歩は、医療機関での型判定に始まります。 

日常生活での対策

夜間睡眠中に起こさない。

夜間尿量を調節する抗利尿ホルモンは夜間熟眠中に分泌量が増加します。夜中に起こしますと、抗利尿ホルモンの分泌量が減り、夜尿をより悪化させます。

よい水分摂取リズムを習慣化する。

起床時から午前中の水分摂取量を多くして、夕食は早目に摂り、夕方以降の水分摂取を制限します。

冷え対策

夜尿症児の70%に冷え症状を認めます。就寝前にゆっくり入浴し、冬場は布団をあらかじめ暖めておきます。

がまん尿

尿意を感じてトイレに行きたくなっても、すぐに排尿させず、ギリギリまで我慢させて膀胱容量を拡大させます。
 (無理は禁物。)
以上の対策を子どもと親がよく理解し「起こさず」「あせらず」「怒らず」の原則の下、よりよい生活習慣を身につけていくことが肝要です。

薬物療法

抗利尿ホルモン剤(点鼻薬)・抗コリン剤(内服薬)・三環系抗うつ薬(内服薬)が単独または組み合わせて用いられる場合があります。