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No.113口臭の原因について

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2007年03月発信

自覚的口臭と他覚的口臭

口臭には、本人が気にする自覚的口臭と、本人以外が気にする他覚的口臭がある。

自覚的口臭

自覚的口臭の80%は、特に器質的医学的所見がなく、口腔内の清掃状態は平均以上に良好で他覚的に口臭を認めない自臭症であるといわれている。

他覚的口臭

他覚的口臭の原因には以下のようなものがあげられる。

口腔内疾患

(虫歯、歯周病、口腔乾燥症、不潔な義歯、食物残渣、舌苔など)
他覚的口臭が認められる場合、その80%以上は口腔内に原因があり、そのほとんどは口腔内の汚染、口腔内自浄作用の低下とされている。これらにより、歯牙、歯周組織に炎症性の反応が起こり、揮発性硫化物である硫化水素やメチルメルカプタンなどの臭気物質が発生すると考えられている。虫歯になると、そこから食べかすが入り細菌が繁殖して口臭の原因になる。細菌がさらにたまり歯垢を形成すると口臭は増悪する。歯周病では、歯間の食べかすや歯周ポケットにつく細菌が口臭の原因となる。口腔乾燥症により口内が乾燥している場合(唾液分泌量低下)、口腔内細菌が増加している事が多い。
舌苔は、歯石歯垢と同様細菌の固まりで臭気物質(揮発性硫化物)を生成する。

耳鼻科疾患

(副鼻腔炎、アデノイド過形成、鼻閉など)
耳鼻科疾患にともなう口呼吸が口臭の原因となる。口呼吸により口腔内乾燥が生じ細菌や真菌が増殖し、唾液による口腔内洗浄の低下が原因となり口臭が起こる。(細菌の産生する揮発性硫化物が口臭を起こす)

内科的疾患

(慢性胃炎、気管支炎、糖尿病、肝臓病、その他)

生理的口臭

起床時口臭(睡眠時の唾液分泌量低下により口腔内細菌が増加し起床時一時的に口臭が認められる)緊張時口臭(唾液分泌量低下)加齢的老人性口臭(唾液腺萎縮などによる唾液分泌量低下)

食事や嗜好物による口臭

(飲酒、たばこ、にんにく、ビタミン剤、薬品など)

便秘

腸内にたまったガスが血液中に移行し、呼気中に放出されて口臭となる

食習慣

食物をあまりかまない場合、唾液分泌が低下し口内細菌が増加し口臭の原因となる。また、鼻閉により口呼吸をしている場合、食事中も口呼吸しているため、食事が遅く常に咀嚼せずに呑み込む傾向がある。