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No.5伝染性紅斑(リンゴ病)

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1996年10月発信

この病気は、頬がりんごのように赤くなるため、俗にリンゴ(りんごほっぺ)病とも呼ばれています。ヒトパルボウィルスが原因で、飛沫によって感染すると考えられています。潜伏期は17~25日とされ、感染力は比較的弱く、濃厚な感染で約30%が感染するといわれています。
大流行となることは少ないですが、特定集団の中に多発し、小流行の型をとることがあります。最近の統計では5年周期の流行がみられ、今年は、その当り年にあたりますが、幸い今のところ大きな流行は当地区では、みられていません。今年末から、来年初めの流行に要注意です。
冬から夏にかけて比較的多いのですが、はっきりとした流行季節はないようです。 乳児や成人では、ほとんどみられず、2~12歳に多く7~9歳がピークになります。
<症状>
顔に熱感をもった紅斑(赤いブツブツ)が、多数両頬に現れます。左右が鼻のところでつながり、蝶が羽を広げた形に見えます。1~2日遅れて、上肢・下肢にも紅斑が出現し、レースあるいは地図状に広がりますが、体の中心部に出ることはほとんどありません。紅斑は、大体5日位の経過で消褪しますが、入浴・日光・寒冷等の刺激で再び出たりすることもあります。発疹時、掻痒感(かゆみ)を訴える例もありますが、落屑(皮膚がぼろぼろ落ちる)や色素沈着はありません。
<合併症>
学童期以上で、まれに関節炎を認めることがあります。
<予後・注意>
健康な小児が、この病気にかかっても予後良好ですが、溶血性疾患のある児、重症心身障害児等では、重症化することが知られており、また妊産婦には、流産・死産の危険性があるので、そういう意味での注意が必要な病気です。