Home » 健康情報 » 健康一口メモ一覧 » No.95メタボリックシンドローム(代謝異常症候群)

No.95メタボリックシンドローム(代謝異常症候群)

» 健康一口メモ一覧

2005年05月発信

メタボリックシンドロームとは

メタボリックシンドロームという言葉を聞いたことがありますか?比較的新しい概念ですが、最近、生活習慣病、とくに動脈硬化との関連で注目されています。肥満、耐糖能異常(高血糖)、高中性脂肪血症、低HDL血症、高血圧。このうち3つが重なればメタボリックシンドロームです。以前はシンドロームX、死の四重奏、内臓肥満症候群などと言われていました。これらの動脈硬化危険因子が重積する結果、狭心症、急性心筋梗塞、脳梗塞など生命に関わる心血管疾患発症の増加がみられています。日本人の生活様式の急激な変化、つまり高カロリー・高脂肪食によるエネルギー過剰摂取、運動不足によるエネルギーの消費不足によりエネルギーが蓄積した代謝状態になったのが原因です。

診断基準

以下の5項目中3項目以上当てはまる場合

  1. 腹囲:ウエスト周囲径男性85cm以上、女性90cm以上
  2. 中性脂肪:150mg/dl以上
  3. HDLコレステロール:40mg/dl未満
  4. 血圧:130/85mmHg以上
  5. 空腹時血糖:110mg/dl以上

治療

治療の原則は個々の危険因子を治療することですが、食事と運動習慣の修正が最も重要です。

防ぐためのライフスタイルの是正

1.禁煙
2.食事療法
(1)カロリー制限:25~30kcal/標準体重
(2)コレステロール摂取制限:200~300mg/日以下
(3)食物繊維摂取
(4)アルコール制限:エタノール換算で30g/日以下
(5)塩分制限7g/日以下
3.運動療法
(1)有酸素運動:速歩、水泳、ジョギングなど
(2)強度:心拍数=138-年齢/2
(3)量・頻度:30分以上/日を週3回
4.ストレス解消

 

以上、メタボリックシンドロームは日本人の高齢化、食生活の欧米化によって、今後著しく増加することが予測されます。定期的に健康診断を受け疾患の早期発見、早期治療が極めて重要です。