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No.61マイコプラズマ肺炎

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2001年12月発信

マイコプラズマ・ニューモニエという微生物の気道感染によって発症しますが、病因発見前は異型肺炎とも呼ばれていました。患者の咳からの飛沫感染をしますが、通常インフルエンザのような大流行にはなりません。
3~5年毎に流行があり、日本ではオリンピックの年に流行して「オリンピック肺炎」などと呼ばれたりもしますが、最近は毎年のように小流行がみられます。季節的には初秋から冬にかけて多い病気ですが、春先から夏にも決して少なくありません。ほぼ一年中あります。
年齢は5~10歳の幼児・学童に多く、成人にもみられます。乳幼児にはあまり発症しません。

症状

一般に感染してから2~3週間して発症することが多く、熱は高熱のこともありますが、微熱程度で熱に気づかない場合もあります。咳や痰は頑固に長期にわたって続き、発作性に夜間や早朝に強くなる特徴があります。胸痛があることもあります。しつこい風邪と思われることも多く、時に頭痛や嘔吐、発疹が認められることがあります。

診断

しつこい咳があるのに聴診器で聴いてもはっきりした異常がなく、のどもあまり赤くなりませんので風邪と間違われやすいことがあります。胸部レントゲンでは肺炎像が認められ、血液検査でマイコプラズマの抗体価が病気の初期と2~3週間後の検査で有意に上昇していることで診断します。白血球数はあまり多くはなりません。

治療

一般に汎用されるセフェム系やぺニシリン系の抗生剤(セフゾン、メイアクト、ファロムやパセトシンなど)は無効で、マクロライド系抗生剤(エリスロシン、クラリスやジスロマックなど)が奏効します。テトラサイクリン系抗生剤やニューキノロン系抗生剤は15歳以上の人に使用します。対症療法として鎮咳去痰剤も併用します。

学校へはいつから行けるか

熱がなく、咳も少なくなったら行ってください。出席停止の病気ではありません。