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No.117ヒトの体内時計のリズムは25時間

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2007年07月発信

ヒトは、からだの中に時計を持っています。この時計は体内時計(生物時計)といいます。動物だけでなく、植物でもほぼ24時間のリズムで活動しています。現在、哺乳動物では、この体内時計は脳の視床叉上核というところにあることが判明しています。さらに最近の研究からは、体内のあらゆる臓器にこの体内時計が発現しており、視床叉上核は“主時計”であり、オーケストラの指揮者のごとく、体内のあらゆる時計の指揮を執ると考えられています。
ヒトを光の手がかりの全くない昼と夜の区別の出来ない状況のもとで、生活を続けると、少しずつ遅く起きて、少しずつ遅く眠るようになります。これはヒトの体内時計の固有のリズム(概日リズム)が24時間よりずれている為で、ヒトでは、25.0時間であることが判っています。なぜヒトの概日リズムが24時間でないかは判っていませんが、もし24時間であれば、どうなるでしょうか。まず、昼夜が逆転するような生活のリズムが乱れる事がなくなり、朝、目覚まし時計がなくてもほぼ一定の時間に目を覚ますでしょう。また体内時計が24時間であれば、毎日リセットする必要がなくなり、リセットする能力がなくなるかもしれません。そうすると夜間に働くことは極めて困難になるでしょう。また外国に行ったとき、時差ぼけが解消しない可能性があります。
ヒトの体内時計は1日に25時間のサイクルで回ろうとしています。現実の生活は24時間サイクルですから、毎日1時間、体内時計をもどす必要があります。このリセットに最も大事なことは、朝方の日光であることがわかっています。体内時計の主時計が存在する視交叉上核は目から脳へ視神経が伸び交叉するところにあります。毎朝日光を浴びることにより、体内時計を1時間もどすことになります。
また毎日の食事刺激が、視床叉上核を介さずに、脳の時計や体の各部位の時計をリセットできることも確認されています。夜に強い光の下にいることや、朝食を抜いたり、夜食を取ることは体内時計を後ろにずらし夜型生活パターンを助長することとなります。

規則正しい生活リズム、睡眠リズムを保つためには

  1. 朝は明るく、夜は暗く(強い光を浴びないこと)
  2. 規則正しく食事を取る