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No.128ドライアイ

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2008年09月発信

ようやく秋の気配を感じるようになって来ました。今年の夏も地球温暖化のためか厳しい暑さでしたが、熱帯夜のため睡眠不足になったり、エアコンをつけすぎたりして「目が疲れやすい」「目がゴロゴロする」「目が乾く」「よく充血する」等の症状を自覚されている方はいらっしゃいませんか?
これらは単に目や身体が疲れたときにも見られる症状ですが、もしかしたら「ドライアイ」という病気の一症状かもしれません。
「ドライアイ」は最近注目されている病気で、現在全国で約800万人の方が悩まされているといわれています。「ドライアイ」は涙の量や質が低下することにより目の表面に障害が生じ、さまざまな症状を呈する疾患で、主な原因としては(1)加齢、不規則な生活 (2)読書やコンピューター作業 (3)冷暖房で乾燥した環境に長時間いる (4)シェーグレン症候群、スティーブン・ジョンソン症候群のような難病等があります。

ここで涙について少しお話します。涙は上まぶたの耳側にある涙腺で造られ、目の表面を潤したあと10%は蒸発し、残りは上下まぶたの鼻側にある涙点という小さな穴から吸い込まれて鼻あるいは喉に流れていきます。まばたきをすることにより、この様な涙の循環が行われています。ちなみにまばたきの回数は普段は1分間に20~30回ですが、読書やコンピューター作業をすると約4分の1に減ってしまいます。涙には (1)目の表面を守り乾燥を防ぐ (2)角膜に酸素や栄養分を届ける (3)細菌などによる感染を防ぐ (4)角膜表面を滑らかに保つ (5)異物を洗い流す等の役目があります。
この大切な涙に異常をきたすと目が乾いた感じがし、疲れ易くなります。本来滑らかな角膜の表面が不整になるためかすんで見えたりします。また傷が付き易くなりまぶしく感じたりごろごろしたりもします。目に入ってきた細菌や花粉などの異物を
洗い流すことが出来なくなり細菌感染やアレルギーをおこし易くなります。目に不快感があると集中力が低下し、仕事や勉強等の能率が下がってしまうことにもなりかねません。

ドライアイは初期には重篤な症状がある疾患ではありませんが、放置しているといつまでも症状がとれないばかりか悪化してしまうことすらあります。特にコンタクトレンズを装用している方は要注意です。涙の質や量が低下している状態でコンタクトレンズを装用していると重篤な角膜疾患になり易く大変危険です。
目が疲れる、乾く、ゴロゴロする、よく充血する等の症状がある方は早めに眼科を受診し涙の量、涙の安定性、角膜表面の傷を調べる検査等をしてもらうことをお薦めします。