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No.51シラミ(虱)症

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2000年12月発信

私達の生活が豊かで清潔になったため、一時は全く忘れられていたシラミですが、最近ふたたび増えてきて目に付くことが多くなってきています。特に日本の経済成長期以降に生まれた人達には無縁で全然見たこともない昆虫の一つでしょう。シラミは頭髪に寄生するアタマジラミ(頭虱)、陰毛部に寄生するケジラミ(毛虱)、肌着に潜んでいるコロモジラミ(衣虱)の3種類があります。シラミの寄生、吸血によって起こる皮膚症状は、強いかゆみ、引っ掻きによる湿疹症状ですが、時にはリンパ節が腫れたり、湿潤とかさぶたで悪臭を放つこともあります。アタマジラミはやたらに頭を掻くことで、ケジラミは下着に細かい赤黒いシラミの糞が付くことで、コロモジラミは肌着の縫い目の中で見つかることで、それぞれ気付くことが多いようです。いずれの場合もシラミの虫体やその卵が見つかりますのですぐわかります。発見したら、虫体と虫卵は潰して殺す、殺虫剤を使う、熱湯消毒をするのが基本です。皮膚の症状にはかゆみ止めの内服や外用、場合によっては湿疹の治療も必要です。国内で使えるシラミ駆除用殺虫剤はスミスリン(住友製薬)です。以下に具体的な治療方法について記します。

アタマジラミの治療

  1. 頭髪をスミスリンL(シャンプ-タイプ→大日本除虫菊株式会社・住友製薬ヘルスケア株式会社より一般医薬品として発売)でシヤンプーしてください(用量、回数は説明書通りに)。
  2. 毛に付着した卵を除くためにすきグシ(梳きグシ)かブラシでよく髪をすいて下さい
  3. 枕カバー、シーツ、肌着などは煮沸するか、熱湯に浸す(10分間)。また、まめに取り替え洗濯する。
  4. 帽子、スカーフ、タオル、等の共用は避け、クシ、ヘアブラシは別にする。

ケジラミの治療

  1. 患部をスミスリンLでシヤンプーするか、或はスミスリンパウダーを散布して下さい。 (用量、回数は説明書通りに)。
  2. 毛深い人で早く治したい場合は、患部の毛を全部剃って、その部分をベンジンでふきます。 毛穴にもぐっていたシラミが這い出してくるので、これを集めて焼き殺すのが最も確実に治ります。
  3. 男女間の感染があるので、双方の治療をします。
  4. シーツ、タオル、肌着などは煮沸するか、熱湯に浸す(10分間)。またまめに取り替え洗濯する。

コロモジラミの治療

  1. 肌着にスミスリンパウダーを散布します(説明書通りに)。
  2. 肌着を煮沸するか、熱湯に浸す(10分間)。熱湯消毒できない場合はドライクリーニングをする。