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No.59シックハウス症候群

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2001年10月発信

「シックハウス症候群」とは、住宅を建て直したり新築のマンションへ引っ越した際に、住宅建材の揮発性化学物質が原因で体調不良などの症状が起きるものです。また、家具を新調したようなときにも起こることがあるようです。
家に帰ると、目がチカチカして、気分がすぐれず、頭痛、めまい、吐き気、不眠、イライラ、だるさを感じるようになったら、「シックハウス症候群」かもしれません。室内の空気汚染を原因とする不快感や健康障害が住宅で引き起こされる状況を「シックハウス症候群」と言います。つまり、「シックハウス症候群」とは、『建築物(住宅・ビル・学校)など閉鎖空間における室内空気汚染原因物質である揮発性有機化合物や粒状物質、その他の無機・有機ガス成分、あるいは放射性物質による健康障害である。』と定義されます。
従って、そこを離れるとそれまでの不快感や健康障害からまるで何も無かった
かのように解放されるのです。

主な原因物質として取り上げられているのは、ホルムアルデヒドと呼ばれているものです。防腐剤のホルマリンが気化したものがホルムアルデヒドです。
ホルマリンは接着力がとても強く、防腐・防カビも実現できるし、しかも安いのでほとんどの建材メーカが使ってきました。この他にもトルエン、キシレンを、さらに防蟻剤、可塑剤、木材保存剤もが人体へ影響している可能性があります。

自覚症状は、主に粘膜の刺激症状と乾燥感です。臓器別として目、鼻腔、口腔・咽喉、気道(咳、喘息)、皮膚の刺激症状と乾燥感ということになります。他に自律神経症状も出現します。
具体的自覚症状は以下のようなものです。
室内で感じる刺激臭、 目のチカチカや痛み、慢性的なのどの乾燥感・痛み、鼻水・鼻づまり、 慢性の空せき・喘息、 吐き気・下痢、慢性の湿疹、手足のしびれ・冷え、疲労感・倦怠感、イライラ感、不眠、頭痛・めまい、不安定な精神状態等診断は、「医学的診断」、「住宅の揮発性有機化合物濃度測定」、「住宅診断」の3要因から総合的に判断するしかないようです。現在のところ、はっきりと、「シックハウス症候群」と断定できる明確な検査・診断方法はないとされています。
従ってこの疾患について詳しい医師であっても「シックハウス症候群の疑いが強い。」などとあいまいな診断しかできないのが実情のようです。