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No.162むずむず脚症候群

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2012年02月発信

「むずむず脚症候群」という不思議な名前の病気があります。「レストレスレッグス症候群」とも言われ、じっとしておられない(レストレス)脚(レッグス)ということです。日本では人口の約3~4%がこの病気と考えられており、大まかに年代が上がるほど増える、男性より女性に多いといった傾向にあります。また睡眠障害患者さんの10人に1人の割合でむずむず脚症候群の患者さんがいると考えらえています。

この病気の症状は、じっとしている時や横になっている時に、脚(時には腕にも)に不快感が起こり、この不快感は「脚のなかに虫が這ってむずむずするような」「脚がほてるような」「痛いような」「かゆいような」など、さまざまな表現がされます。この不快感のために「脚を動かしたい」という強い欲求が現れます。この症状は夕方から夜に起こりやすいことも特徴です。

またこの症状は夕方から夜間にかけて現れやすいことから、入眠障害、中途覚醒、熟眠障害などの睡眠障害の原因となり、その結果、日中に仕事や家事に集中できなくなり日常生活に大きな支障を来すことがあります。また短時間しか眠れない日が続き、慢性の睡眠不足に陥りやすく、昼間に症状が起こると、会議中、仕事中に脚が落ち着かず、この点でも日常生活に支障をきたすことがあります。

この病気は欧米では一般的な病気として広く知られていますが、日本では医療関係者でも知らない人が多く、この病気をうつ病や皮膚病、関節炎、などと誤診されている例もあるようです。

12歳以上で、

  1. 脚を動かしたまらない衝動感と不快感がある
  2. 休んだり、じっとしているときに悪化する。
  3. 脚の運動により軽減ないしは消失する。
  4. 夕方から夜に出現ないし悪化する。

この4つことが当てはまれば、むずむず脚症候群の可能性があります。

この病気に原因は、脚に原因があるのではなく、神経の病気です。脳から脊髄、末梢神経に至る経路のどこかに、神経の機能障害が起こっていると考えられています。

また2010年1月からむずむず脚症候群の治療薬が保険適応となり、使用が開始されました。およそ8割の人に効果があると言われています。

上記の4つの事柄に当てはまると思われる方は医療機関にご相談してください。