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No.152たばこ病

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2011年01月発信

たばこの害というと「肺がん」が有名ですが、それだけではありません。
「たばこ病」という病気もあります。
正式にはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と呼ばれ、有害な空気を吸うことで、空気の通り道である気管支が狭くなったり(慢性気管支炎)、酸素を取り入れる肺がつぶれたり(肺気腫)する病気です。原因の9割以上が喫煙のため、「たばこ病」と呼ばれています。たばこの煙を浴び続けただけ(受動喫煙)でも、COPDになる可能性があります。
喫煙開始年齢が若いほど、また1日の喫煙本数が多いほどCOPDになりやすく、進行しやすいといわれています。多くは、たばこを吸い出して20年以上過ぎた頃から、階段を上がると息切れするとか、風邪でもないのに咳や痰がでる等の症状で始まります。「今日は少したばこを吸いすぎた」とか「年をとったから」と勘違いし、COPDに気づかないことが多いです。しかし、完全にたばこを止めないと悪化し、最後には酸素ボンベがないと日常生活まったく出来なくなります。しかもこの病気は、肺炎などにより、急に病気が悪化してしまうことも多いです。たばこの煙はどんどん肺を壊していき、壊れた肺は元に戻りません。COPDは、薬で症状を抑えることはできても、完全に治すことは出来ないのです。まずはたばこの煙を吸わないこと、少しでも早く病気を発見することが大切です。
COPDを早く知るのには、スパイロメーターという装置を使って肺機能検査をすることが大切です。胸部レントゲンや心電図では、早期発見は困難だからです。この検査は、肺活量の検査とほとんど同じ要領で、何回か装置に大きな息を力一杯吹き掛けるたけです。数分で終わります。最近の装置では、「肺年齢」も分かります。
若い人には必要ないかもしれませんが、中高年の人は、たばこを吸っている人はもちろん、たばこを吸わない人でも、ご自分の年齢と「肺年齢」と照らし合わせて頂きたいです。ただし、残念ながら健診でこの検査をしているところはまだまだ少ないのが現状です。

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