Home » 健康情報 » 健康一口メモ一覧 » No.27こどものテレビの見方について

No.27こどものテレビの見方について

» 健康一口メモ一覧

1998年10月発信

昨年の12月に、テレビのアニメ番組のポケモンを見ていてけいれんを起こしたり、気持ちが悪くなったりした子どもが大勢出て、大騒ぎになりました。このような子どもの多くは、体質的に光過敏性と呼ばれる光に対し敏感に反応する素因を持って いると考えられています。
しかし、なぜこの日の番組であんなにたくさんの子どもが異常反応を起こしたの でしょうか。これは光の刺激の中でも特に異常反応を起特に異常反応を起こしやすいのは、急速に反復する閃光で、中でも1秒間に8~ 30回、特に15~20回くりかえす光です。光のコントラストが強いほど、また光源に 近いほど、刺激が視野に広く入るほど、光源が周囲の照明に比し明るいほど誘発 されやすい傾向にあるようです。今回のポケモンでは赤青の反復刺激が問題だっ たのです。
テレビを見ていて、目がちかちかしたり、気持ちが悪くなったり、意識がぼけたり、引きつけを起こした人は脳波検査を受け、光過敏性の有無を検査する必要があります。光過敏性が確認されれば、テレビのみかたには十分な配慮が必要です。
また、脳波に異常がない場合でも検査を行なった光刺激では異常が起こらなかっただけのこともあり、強い刺激があれば起こす可能性もあるので一応の注意は 必要です。てんかんの子どもの中には、脳波で光過敏性を示す人がいます。主治 医に脳波での光過敏性の有無を確認しておく必要があるでしょう。
今後、光過敏性発作を起こしやすい映像は放映されなくなると思われますが、全くなくしてしまうわけにはいかないだろうと思われます。日本小児科学会の広報委員会が子どものテレビのみかたについてまとめていますので紹介します。これは特に光過敏性のある子での注意点ですが、項目の多くは光過敏性のない子や、あるかないか分からない子どもにもあてはまりますので参考にして下さい。

  1. 出来るだけ(2m以上)離れて見る。
  2. 明るい部屋で見る。
  3. 視野いっぱいに見ない。
  4. 操作はテレビに近寄らずリモコンで行う。
  5. ちらちらするような画面では片目を手でおおう。
  6. 何らかの異常を感じたら画面から目をそらす。
  7. 寝不足、疲労、便秘をさけ、体調不良時には見ない。
  8. 長時間にわたり見続けない。