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No.163「こどもと睡眠」

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2012年03月発信

日本の子ども達の睡眠時間は、世界で一番短いとの報告があります。睡眠時間最長のニュージーランドの子ども達とは101分もの差があり、日本では、いかに夜ふかしの子どもが多いかがわかります。昔から寝る子は育つといわれているように、眠りに入ると成長ホルモンが分泌され、骨を伸ばし、自律神経が働き腸の動きを活発にしてウンチを肛門に送ります。さらに、心臓の働きはゆっくりとなり血圧は下がります。朝が近づいてくると、これから一日活動するというストレスに備えてステロイドホルモンが分泌され、目覚めると次第に血圧が上がり始め、脳や筋肉に血液が送られ体を動かす準備ができます。このように夜と昼では体の働きは大きく異なり一日の生活リズムが出来上がります。もし、睡眠時間が不十分だと、脳の機能は低下し、太り、種々の生活習慣病の危険性が高まります。人間は一日のうち、睡眠と覚醒を繰り返す生体リズムを持っており、私たちの行動、睡眠、ホルモン分泌、などの日内変動は生体時計のリズムによって調整されています。生体時計の一日の周期は、約25時間なので放っておけば、誰でも毎日の生活リズムは少しずつ遅れ、夜ふかし朝寝坊になります。生活のリズムを正しく整えるためには朝の光が大切です。我々は通常朝の光を浴びることで生体時計の周期を短くして、地球時刻に同期させていることがわかっています。さらに朝の光には、心を穏やかにする働きがあるセロトニンの働きを高める作用があることも知られています。子ども達はまず、早寝より早起きを心がけることから始めるのが良策です。そして、朝ごはんでエネルギーを補給し昼間を元気に活動させると、疲れれば早寝になります。早寝で早起きの子どもは、きちんと朝ごはんを食べる習慣がつきます。生活習慣の基本は「早起き、早寝、朝ごはん」です。