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No.76こうすればよくなる排尿のトラブル

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2003年06月発信

「おしっこがもれる」、「トイレが近い」、こんな悩みをかかえている中高年の女性はたくさんいます。治療を必要とする尿漏れに悩んでいる女性は300万人から500万人にのぼるといわれています。
若いときの軽い尿漏れは子どもを産んだ女性ならたいてい経験していることと思いますが、年齢とともにスポ―ツをしているときや、立ち上がっただけでおしっこが漏れるようになることはよくあります。トイレがやたらと近くなったり、トイレの後もおしっこが残っているように感じたりして、不快な思いをすることも多くなります。
いろいろなタイプの尿失禁がありますが、セキやクシャミをしたり笑ったりして、お腹の急に力がかかるとおしっこが漏れる、腹圧性尿失禁が圧倒的に多くて、女性の失禁の約7割をしめています。
女性の骨盤底は子宮と膣を真ん中にして、膀胱と尿道、直腸と肛門が前後にならんでいます。そして、この全体を、骨盤底筋という筋肉の集まりが包んで支えています。中高年女性の尿失禁には骨盤底筋のゆるみが関係しています。
尿失禁の治療は、まず骨盤底筋体操という簡単な体操をくりかえすことで、ゆるんだ骨盤底筋を鍛(きた)えて強くします。クシャミをしたり、立った時下着がぬれる程度の尿もれなら、体操を2~3ヶ月つづけるだけでかなりよくなります。骨盤底筋体操は効果が現れるまでに時間がかかるので、体操に加えて薬で治療することもあります。また重症な尿失禁には、手術が必要なときもあります。
排尿のトラブルで悩んでいる方は、ためらうことなく産婦人科の医師や専門医に相談してください。健康で快適な生活を取戻せるようお手伝いします。