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No.44ぎょう虫について

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2000年06月発信

体長8~13㎜のメスと2~5㎜のオスがあり、蝋(ろう)様白色をしています。成虫のメスは、就寝中に産卵の為に肛門の外に出て、一時間の間に7千から1万個の卵を肛門の周囲に産み付けます。この時、ぎょう虫はピン状の尾を支えにして動き回り産卵する為に、肛門周囲に激しい痒(かゆ)みを起こします。
そのため、無意識に掻いた手指に卵が付着して、下着、布団、畳や床に散らばり感染します。その後、飲み込まれた卵は十二指腸で孵化(ふか)して盲腸に寄生します。感染から約45日で成虫となり、二ヶ月前後でまた産卵するようになります。
ぎょう虫の産卵は寄生場所ではなく、肛門の外で行われる為に、回虫卵などのように検便では見つけられません。その為、ぎょう虫検査は特殊な粘着性のあるセロハンテープを肛門に強く押しつけて、そのテープを顕微鏡で調べる検査を行います。
検査をする場合は、朝、目が覚めた時そのまま寝床の中で肛門周囲のしわを伸ばすようにしながらセロハンテープを肛門に当て、5~6回、上から押さえ込む様にして確実に卵を付着させる事が大切です。又、この検査は繰り返すほど正確に診断が出来るため、二日間連続で行う2回法で実施します。
検査の結果ぎょう虫卵が見つかれば、速やかに駆虫する事が大切ですが、集団生活の中では個人で駆虫しても、他の人からの再感染の恐れがあるので、その集団全体での駆虫が必要になります。また、家族内でも、家族全員がそろって駆虫薬を服用するように心がける事が大切です。駆虫薬は成虫に比べて幼若虫に対して効果が薄いようで、1回目の服用後7~10日後にもう一度服用するのがもっとも効果的です。
ぎょう虫卵は自然にわいてくるものではありませんので、部屋の掃除やシーツ、布団の日光消毒、毎日の下着交換、洗濯などや、手指の爪を短く切って、ぎょう虫の再感染を予防して下さい。