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No.87「熱中症」再び

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2004年07月発信

これから暑い季節に向かいますが、「熱中症」にはくれぐれも注意が必要です。
外来で時には、ひゃっとするようなことを経験することがあります。
初老男性が昨夏紹介状(循環器系疾患)を持って受診されました。家が近いので今後診て欲しいとのことでした。お話を聞いているうちに、この間は大変でしたとのこと。この患者さんは山歩きが好きで、何度も
経験されているのですが、今回はいつもと違って若い人に混じって早足のペースで山歩きをしていたそうです。途中めまい・脱力・頭痛・吐き気がし、朦朧とした状態でやっとのことで自宅にたどり着いたと。そして状態がようやく落ち着いたのでその日受診したとのことでした。
念のため血液検査をしたところ、著明な肝酵素と筋酵素の上昇がありました。結果は重症の「熱中症」だったと結論付け、患者さんに死に至らなくてよかったねと説明をしました。
これからの季節、次のような教訓を得たことです。
高温・多湿の環境下で水分を十分に補給せずに長時間スポーツや作業を続けると、体温が上がり脱水を来し、重症になれば臓器不全を起こし死に至ることもあるということです。また誰にでも起こり得る危険な病気であるとの認識も大事ということになります。

そこで熱中症のポイントは?

FIRE(身体のなかでの火事発生とのゴロ合せ?)
F (fluid) : 水分の補給
I (ice) : 身体の冷却
R (rest) : 運動の休止・休息
E (emergency) : 緊急事態の認識

「熱中症」については、こちらにも掲載されております。併せて、ご覧下さい